管理人の愛車は、フィットハイブリッド(型式 DAA-GP5)ですが、年間15000km走行するので、高頻度でエンジンオイル交換が必要となってくる。
自分でエンジンオイルを交換しても30分以内に終わるし、費用も安く済むので、自分で交換してみよう!と思ったので、やり方をまとめてみます。
*オイルフィルター(エレメント)交換はしていませんのでご注意を
*オイル交換の方法は、上抜きです。
オイル交換する車
社名は、本田技研工業(ホンダ)でハッチバック型のハイブリッドです。
2017年6月30日にマイナーモデルチェンジで発売され、2020年2月13日に販売終了(4世代目フィット発売とともに終了)となったモデルになります。
タイプや型式は、
タイプ: HYBRID
型式: DAA-GP5
駆動方式: FF
です。
準備する道具
準備する道具は、エンジンオイル, オイルチェンジャー, オイルジョッキです。
エンジンオイル【必要なオイル量も解説!】
フィットハイブリッドの推奨されているオイルは、Honda純正オイルで
・ULTRA NEXT
・ULTRA Green
・ULTRALEO(ASISN以上 0W-20)
です。
必要な量は、
・オイル交換時: 3.1L
・オイル・オイルフィルター同時交換時: 3.3L
です。
今回使用したのは、4Lのこちらです。
オイルチェンジャー
オイルチェンジャーは、オイルを抽出する際に必要です。
私はこれを使いました。
ブランド: パルスター(Palstar)
商品名: オイルチェンジャー 5.5L
品番: 470054
オイルジョッキ
オイルジョッキは、新しいオイルを注入する際に使用します。
蓋つきのものが後々保管する事を考えるとよいです。
2回に分けて入れる方が失敗は少ないので、少し小さいオイルジョッキを使用しました。
ブランド: キタコ(KITAKO)
商品名: オイルジョッキ
タイプ: 2L
商品コードNo: 980-0601100
オイル抽出の前に確認しておく事
オイル抽出の前に確認しておく必要のある事があります。
基本的な事としては、ボンネットの開け方、閉め方です。また、抽出用のノズルの長さと太さを決める必要があります。
ボンネットの開け方
ボンネットの開け方を説明していきましょう!
運転席の右下の方を見るとボンネットの絵がかいているボンネット解除ノブがあるのでこれを手前に引く。
すると「バンッ」と大きめの音がなり、ボンネットが開きます。
ボンネットに移動すると少し浮き上がっているので、隙間にあるレバーを左に押してボンネットを開ける。
クリップがあるので、クリップを持ってクランプから取り外す。
ボンネットの左上に矢印の付いた穴があるので、ここにはめ込む。
すると、ボンネットが開いた状態となり、エンジンルームで操作がしやすくなります。
ボンネットの閉め方
ボンネットの閉め方は、ボンネットを約30cmの高さにして、手を放すと閉まります。
バンッと結構大きい音が鳴ってしまります。
抽出用のノズルの長さと太さを決める
エンジンオイルを抽出する為に、抽出用のノズルの長さと太さを決める必要があります。
では、調べていきましょう!
オイルパンの構造
オイルパンとはオイルが入っている部分です(少し意味が違いますが・・・)。
その構造は下図のようになっているようです。
オイルレベルゲージからオイルパンの底までは約5~7cmとなっています。
太さの決定
抽出用のノズルは、この穴に入る太さの必要性があるので、
直径を測定してみると、大体1cmでした。
なので、直径1cm以下のノズルが必要です。
長さの決定
オイル交換時には抽出用のノズルはこのように挿入されます。
なので、オイルを抽出するには、オイルパンの底までの長さのノズルが必要です。
オイルが入っている場所はこのような構造になっていますので、
抽出用のノズルの長さ = オイルレベルゲージの長さ + 約5~7cm
となります。
フィット ハイブリッドのオイルレベルゲージの長さは、約54.5cmなので、これに5~7cmを加えて、
抽出用のノズルの長さ = 59.5~61.5cm
となります(オイルチェンジャーの説明書より)。
*ノズルの長さは計算より、少し長い方が良いような気がします。
実際に使用した抽出用のノズル
実際に使用した抽出用のノズルは、外径は約6mm, 内径は約3.5mmのものを使用しました。
長さは、下図のような長さです。
注出用のノズルを差し込んだ所、抽出用のノズルが全て押し込めました。
オイル交換をはじめよう
では、実際にオイル交換をしていきましょう!
車を暖機する
車を水平な場所に駐車し、5分ほど暖機運転して、オイルの塵や汚濁物を混ぜます。
*フィットハイブリッドはモーターを使う事も多いので、5分ぐらい走行した後、水平な場所に駐車しました。
オイルを抽出する
走行直後は、オイルが高温になっているので、80°以下になるまで待ちます(大体)
抽出用のノズルをオイルレベルゲージの刺さっていた部分に押し込みます。
無理に押し込むと抜けなくなる恐れがあるので、慎重に入れていきます。
ノズルを押し込み中。まだまだ入ります。
完全に押し込んだ状態
ここまで押し込めます。
次にオイルチェンジャーのハンドルを上下に10~20回ポンピングしていると、エンジンオイルが抽出されていきます。
3.1L 程度が抽出されるまで抽出します(途中で何回かポンピングしました)。
手間取ったりしたので、15分位かかりました。
今回使用したオイルチェンジャーはこちら
オイルを注入する
それでは、オイルを注入していきましょう!
エンジンオイル注入口の蓋を外して
ここからオイルを注入していきましょう。
オイル交換時には3.1Lのオイルが注入できますが、
ここでは、少な目にオイルを入れて、オイルレベルゲージをチェックして、不足分を継ぎ足す方が失敗が少ないです。
*入れすぎるとオイルを少し抜く作業をしなければいけない。とてもめんどくさい
*オイルとオイルフィルターを同時に交換する時には3.3Lが必要
今回使用したオイルジョッキはこちら
オイルの注入量が規定量かチェックする
オイルレベルゲージを拭いて、再度押し込み、もう一回引き出すと、先端にオイルのラインができます。
このオイルのラインが、オイルレベルゲージの先端の穴から穴までの間にあれば、オイル量はばっちりです。
最後にオイルレベルゲージを差し込み、ボンネットを閉めて、オイル交換完了です。
規定量のチェックが難しい・・・とにかく先端のオレンジ色の所がみにくい!!何度も何度もチェックしてやっと規定量である事が確認できるほど。
オイルの規定量の厳密性についての考察
オイルフィルターとエンジンオイルを同時に交換する時には、いつもディーラーで交換しています。
そして、次にエンジンオイルを交換する時、抽出される量は下の写真のように毎回3.5Lに近いです。
・・・ということは、抽出した分だけ注入すると考えると、
注入するエンジンオイルの量は、規定量の3.1Lでは少ないってことになります。
エンジンオイルを入れる量って厳密に3.1Lでなくても、大体で良いのかな??といつも思います。
抽出したエンジンオイルの処分の方法
抽出したエンジンオイルの処分方法は、今知っている所では、2つです。
近所のガソリンスタンドで引き取ってもらう
私の場合は、普段懇意にさせていただいているガソリンスタンドで引き取ってもらっています。
エンジンオイルはリサイクルできるようです。ただし、ガソリンスタンドでリサイクルしているわけではないです。
事前にエンジンオイルを引き取ってもらえるか確認すると良いと思います。
廃油処理箱を使う
廃油処理箱を利用する方法もありますが、この方法を使うと、エンジンオイルを吸着させた吸着材の処分が問題となってきます。
一般ごみとして処理できるようですが、市町村によって異なっているので、一度確認をする必要があります。
『オイル交換に要した費用』と『何回自分で交換すると元が取れるか』
オイル交換にかかった費用は、12558円です。
内訳はこちら
エンジンオイル: 3724円
オイルチェンジャー: 7990円
オイルジョッキ: 844円
*オイルチェンジャーとオイルジョッキは、一度購入したら次回からは購入する必要がない。
3回以上を自分で交換すれば元は取れると思います。
<<計算式>>
12558円 + (X-1)×3724円 = (いつもオイル交換を頼んだ時に必要な費用) × X
*Xは自分で交換した回数。この方程式を計算してXを出すと・・・X回交換すると元はとれるとわかります。
まとめと注意点
・オイル交換にかかった時間は、暖気で5分、抽出15分+色々とかかるという印象で30分ぐらいです。慣れるともっと早くできそう。
・費用は、初回は12558円くらい必要で、2回目以降はオイルの代金の3724円のみになります。
・オイルを規定量にチェックする事が少し難しい。
・抽出したオイルの処分方法は事前に決めておく必要があります。
・オイルチェンジャーとオイルジョッキの保管場所が必要となってくる。
・今回は、エンジンオイル交換のみを行っており、オイルフィルター(エレメント)は交換していない。オイルとオイルフィルターを同時に交換する時は、いつも点検時にしてもらっています(頻度は人による)
・あくまで自分で行うエンジンオイル交換なので、失敗する可能性もありますので、交換時には自己責任でお願いいたします。
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