せっかく自作したルアーを使って釣りをしたら根掛して無くしてしまった。そんな事ありませんか?
そこで、無くしてしまう前に自作ルアーをシリコーンで型取りして、複製してみましょう!!
ここでは、片面分のシリコーン量と硬化剤の量の決定方法と混合の割合について説明しています。
使用したウェーブ・シリコーンと硬化剤
使用したシリコーンと硬化剤は、ウェーブ・シリコーンゴム, 硬化剤になります。
詳しい説明はこちらにあります。
シリコーン量の決定の方法
まずは、試行錯誤した過程を説明します。こちらを読んだ後の方が上手くできると思います。
シリコーン量の計算方法(試行錯誤過程を含む)
このようなシリコーンの片面を作成しようと思っていました。
原型は半分だけ型取るようになるので、
計算式は、
必要なシリコーンの体積
= (縦4.3cm × 横 9.6cm × 高さ1.5cmの体積)-(縦1.5cm × 横 5.5cm × 高さ 1.5cmの原型の半分の体積)
= 61.92 - 6.187
= 55.74
だいたいシリコーンの体積は、60cm^3あればいいな。
じゃあ60gかと思って、型枠に流し込むと見事に少ない・・・
失敗した原因は、
・シリコーンの密度が計算式に入っていない
・計量などすると計量カップにシリコーンが少し残ってしまう(シリコーンはドロドロしている為)
・ズレ防止用の凸の部分のシリコーンが計算式に入っていない。
という事で、
2倍のシリコーン量である120gを使用する事にしました。
実際に必要だったシリコーン量
実際に必要だったシリコーン量は、120gでした。120gあると問題なく作れます。
80gでも可能です。
シリコーン量80gで高さ1~1.5cm(左), シリコーン量120gでは、高さ約2cm(右)のシリコーン片面ができました。
なので、
*これを作るには、シリコーン量100gでよかったのかもしれません。
硬化剤の量の決定方法(シリコーンと硬化剤の割合など)
硬化剤の量の決定方法について具体的に見ていきましょう!!
シリコーンと硬化剤の割合
ウェーブ・シリコーン100gに対して硬化剤は1gの割合で混合します。
しかし、実際に硬化剤は滴下して入れるので、1滴当たりの硬化剤の量を知る必要があります。
硬化剤は、40滴で1g相当なので、硬化剤1滴当たりは、1/40gとなります。
硬化剤を滴下している所はこちら↓
実際に必要な硬化剤の量の計算(計算過程)
シリコーン量が決定していれば、硬化剤の量は決定します。
シリコーン量100gに対して硬化剤は1g必要
シリコーン量1gでは硬化剤は、1/100g必要
つまり、シリコーン量に対して必要な硬化剤の量は、
必要な硬化剤の量(g)
= シリコーン量 × (1/100)
= 120/100
= 1.2g
硬化剤は、40滴で1g相当なので、
必要な硬化剤の滴数(滴)
= 必要な硬化剤の量(g) × 40(滴)
= 1.2 × 40
= 48滴
なので、シリコーン量120gであれば硬化剤は48滴となります。
ちなみに
シリコーン量80gなら硬化剤は32滴
シリコーン量100gなら硬化剤は40滴
となります。
硬化剤の量の簡単な計算方法
硬化剤の量の計算式をまとめるとこのようになります。
必要な硬化剤の量(滴) = {必要なシリコーン量(g)×40滴}/100
今回使用したシリコーンはこちらです。硬化剤とセットで販売されています。
硬化剤を買い足す事もできます
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