【理学療法士がおすすめ!】数週間から数か月の入院に準備するとよいもの

1週間~6か月程度の入院の方に理学療法士歴10年以上の著者が、おすすめの持参品をご紹介します。

選ぶのが難しいもの」「あると便利なもの」「暇つぶしの解消によいもの」に分けて解説しています。

忘れやすく、必要なもの

不織布マスク

新型コロナウィルスが流行中の現在では、不織布マスクは必須です。
 
 
マスクは使いまわさないので、数枚のセット販売の製品よりも箱買いをおすすめします。

マスクは清潔なマスクをいつでも使えるので、個別梱包のものを選ぶと良いでしょう。
 
 
普通サイズのマスクのおすすめはこちら

小型サイズのマスクのおすすめはこちら

【聞き取れると何かと良い】補聴器

補聴器をお持ちであれば、ぜひ持参すると良いと思います。

耳が聞こえにくい方もおられると思います。
耳が聞こえにくいとお伝えした事を理解できているのかわからない事があります。

認知症があって理解が難しいのか?それとも耳が聞こえにくいので理解できていないのか?によって接し方を変える必要があるので、補聴器を普段から使用されている方は持参するとよいでしょう。

自分で起きることはできるが、歩くのが危ない場合、「歩くのが危ないから、歩く時は人を呼んでほしい」とお伝えしても、十分に聞き取れていなければ、一人で歩いてしまって転倒してしまうかもしれません。
入院するならばぜひ補聴器があると良いと思います。

選ぶのが意外と難しい必要なもの

【自分で着脱、転倒予防に必須!】靴

転倒を予防する為にも靴は重要です。また、手術後に自分で履けなくなってしまう靴もあります

準備する靴のポイントは、以下の点です。
踵がある。
少し大きい靴である。
マジックテープ靴である。

踵がある

スリッパのような踵のないタイプは、引っ掛かって転倒してしまうリスクがあります。

スリッパのようなタイプでは、足を前に出す際にずれが生じ、ずれた部分で引っ掛かりが生じてしまう恐れがあります。

持参するのであれば踵のある靴を準備しましょう

少し幅広の靴

足の骨折などで手術をする場合、手術後に足首や足先がむくんでしまい、靴が入らなくなってしまう事履きにくくなってしまう事があります。

理想的には、足と靴の踵を合わせ、足先に1cmの余裕がある靴で、横幅が少し大きい靴が良いと思います。

普段から少しゆったりした靴を履くのが好きな方であれば、新たに靴を購入する必要はないと思います。

紐靴よりマジックテープ靴がいい

紐靴よりもマジックテープ靴の方がよいです。

おなかの手術や足の手術などでは、座った状態から前に屈む事が、痛くてできない事があります
紐靴では、紐を結ぶ必要がでてくるので、前にかがむ必要がでてくるので、紐を結ぶことができなくなります。

マジックテープ靴であれば、マジックテープを反対側の足で押さえてつける事もできるので、靴を履くことが簡単にできます。

おすすめの靴

個人的におすすめする靴は、踵のある靴、幅が広い靴、マジックテープ靴が良いと思います。

下のようなタイプの靴が、今まで見てきた中で自分で履きやすいと思います。

【冬場の上着・羽織るものでおすすめ】ベスト

寒い場合の体温調節におすすめなのが、「ベスト」です。

病院内ではエアコンが効いているので、羽織るものは必要ないだろうと思いがちですが・・・実は違います。

大部屋の場合、一つのエアコンで部屋の室温をコントロールしています。しかし、自分以外の方も入院されています。暑さや寒さに弱い人など人によって最適な温度は異なっており、大部屋では自分のちょうどいい室温となっているわけではありません。

寒い場合、長袖の上着がよさそうですが、リハビリ時には両手も使うので、あまりモコモコでは運動が行いにくいです。そういう時にベストがあれば、体も暖かしいし、運動も行いやすい!一石二鳥です。

冬場は、個人的にはライトダウンベストがおすすめです。かさばらずに暖かい。腕も動かしやすい!

あると便利なもの

【冷温水を保存できる!】水筒

入院中は水筒がある方が便利です。

入院中は冷たい飲み物や暖かい飲み物は、売店まで購入しに行かなければ手に入らないと思います。ご自分で売店まで移動できる方はよいですが、ベッド上から動けない方にとっては、冷たい飲み物や暖かい飲み物は手に入りにくいです。水筒があれば保温、保冷できて便利です。

また、だいたいの病院ではウォーターサーバーが置いてあると思います。冷たい水や暖かい水を入手可能なので、水を入れる入れ物が必要となってきます。ペットボトルに入れる方もいるとは思いますが、飲み口が小さいので、上手く水を汲めずにこぼしてしまうことが多いです。そこで、口径の大きい水筒がおすすめです。

さらに、ウォーターサーバーの種類によって違いますが、構造的に水をくむには、入れ物が高すぎても汲みにくいです。少し背の低い水筒が良いと思います。

ウォーターサーバーの水を汲むには、適度な高さの入れ物が必要

おすすめとしては、保温、保冷機能があり、口径が大きく、高さが低い水筒が良いと思います。
 
 
条件に合う水筒でおすすめはこれです。容量は360mLなので一日分の容量には少し少ないかもしれません。

少し背は高いですが、容量480mLのものはこちらです↓

【ベッド柵に取り付け収納量を増やす】S字フック, 収納ボックス

ベッド上から動けない場合、必要なものを取りに行くには、誰かを呼ばなくてはいけません。ベッド周りに収納があれば、人を呼ばずにベッド上から必要なものを取り出すことができます

おすすめは、S字フックあるいは収納ボックスです。

S字フックがあればベッド柵に引っかけて、袋を引っかけて収納量を増やすことができます
S字フックのサイズは、下図の赤色の幅が3cm以上であればベッド柵に引っかけられると思います。

 
 
あるいは、収納ボックスを取り付けるのも、ベッド上から必要なものを取り出せるので良いでしょう。

どちらも100円ショップで手に入ります。

【周囲の物を取り寄せられる】長い靴ベラ, 孫の手

足の手術をした方や脳血管疾患などで、ベッドに座ることはできるが、足元まで手を届かせることができない時に『長い靴ベラ』があると靴が履きやすいです。
また、ベッドから車いすに乗ったり歩く時に人を呼ばなければならない状況物を落としたときに、靴ベラで物を手元に寄せてくる事にも利用できます。また、ベッド周囲の物も引っかけて手元に持ってくることができます
 
 
同様に『孫の手』も床に落ちたものを引っかけてとるなどに利用できます
 
 
長い靴ベラも孫の手もどちらも100円ショップで購入できるので、手元にあると便利です。

マジックハンドやリーチャーも便利ですが、購入価格を考えると、長い靴ベラや孫の手の方が安価に購入できると思います。

【長く伸びた髪を束ねられる】ヘアゴム、ヘアピン

入院期間が長い場合、ヘアゴム、ヘアピンがあると髪を束ねることができて便利です。

病院内に理容室や美容室が併設されていなければ、入院中に伸びた髪の毛を切ることができません。
また、病院への訪問散髪もあるところもあるとは思いますが、コロナウィルス蔓延により、訪問の散髪ができていないところもあります。

このような場合、入院中は髪の毛を切ることができず、伸びっぱなしとなってしまいます。
ヘアゴム、ヘアピンがあれば、髪の毛を束ねることができるので、髪の毛がうっとおしくありません

暇つぶしにあるとよいもの

【頭の体操にちょうどよい!】数独

数独ナンプレを持参する方は結構多いです。特に高齢の方に持っていくと喜ばれます。私も入院のお見舞いに持っていきましたが、同じ病室の方も持参していました。100円ショップに売っているので、入手も簡単です。

高齢の方にはちょっと大きめの文字の方が見やすいと思います。

*数独は、株式会社ニコリによって商標登録されています。ナンプレ(ナンバープレース)は、ニコリ以外のものという解釈でいいと思います。

【最終的に経済的??】タブレット

病室にはテレビが設置していると思います。しかし、テレビを見るにはテレビカードを購入して、カードの残数の時間だけテレビを見ることができます (無料の場合もあるかもしれない)。

入院していると退屈であり、テレビを見る機会も多いです。また、やテレビをつけっぱなしで眠ってしまうことがあります。
そうすると、テレビカードの残数があっという間になくなってしまう・・・ということはよくあります。
長期入院となると最終的にテレビカードの購入だけで結構な金額になります

フリーWIFIが整備されている病院であればタブレットを購入して、有料アプリを契約して視聴する方がテレビカートを購入するより最終的に安くなると思います。
しかも、自分の見たい番組がみえるので、おすすめです。

おすすめのタブレットのサイズ

タブレットのサイズは8インチ前後がベストです。
病室は狭いことが多く、10インチ前後では置く場所に困ることが多いです。8インチサイズですと、ベッド上においても場所を取らないので邪魔にはなりません。

また、USB3.0で充電できる方が便利だと思います。スマートフォンの充電と共有できるので余計なケーブルが必要ありません。

私はこれを入院中の方にプレゼントしました↓

Amazon プライム・ビデオ【安価で視聴可能】

私は、Amazonのプライム・ビデオをおすすめしています。
プライム会員では、Prime Videoで映画・TV番組・アニメ見放題だし、Prime Readingで無料で電子書籍がみえます。全てがみえるわけではないですが、探せば見たいものが見つかると思います。

入院中にWi-fi環境があれば、月額も500円と安いので、利用すれば退屈することはないと思います
 
 
最初の1か月は無料なので、入院期間が1か月以内なら無料だし、1か月以上でも月額500円なので安価です↓(2022年9月情報)
Amazonプライム無料体験はこちら

タブレットスタンド【あると視聴に便利】

タブレットで視聴する時、ずっと手で持って視聴するのは手が疲れます。タブレットスタンドがあればタブレットを置いておけるので、手が疲れません

タブレットスタンドの形は、折り畳みができれば必要な時に組み立てればよいので折り畳み式がおすすめです。
また、床頭台(病室の収納台)は小さいので、ベッド上に置くことも多いです。ベッド上は不安定なので安定感のあるものが良いでしょう。
 
 
個人的なおすすめは、このようなタイプのタブレットスタンドが使いやすいと思います。

ラジオ

病室でラジオを聴くのもよいです。小型ラジオを持っていくのもよいでしょう。

携帯ラジオは電池式のものも多いと思います。病室では、ラジオは流しっぱなしにすると思うので、ACアダプターがあれば電池が必要ないので持参する事をおすすめします

注意点は、部屋によっては電波が入りにくい場所もあるので、必ずしも聞けるわけではないです

【音漏れは迷惑になるので、必須!!】イヤホン

入院中は退屈になる事も多いと思います。テレビ、ラジオ、スマートフォン、タブレットで動画や音声を聞くこともあるでしょう。

大部屋に入院しているならば、同室者に配慮してぜひ「イヤホン」を準備して、音漏れを防ぎましょう同室者とのトラブルを回避できます

100円ショップで購入できますので、購入して損はないと思います。

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