「産業カウンセラー試験ってどうやって勉強するのがいいの?」
「独学でも合格できるの?実技はどうやって練習すれば?」
「フルオンラインの受講だったので、実技の練習相手がいない…どうすればいい?」
そんな不安や疑問を抱えている方へ──
実際に試験を受けた私のリアルな勉強法を、体験談ベースでお伝えします。
産業カウンセラー試験とは?
試験は2つのパートで構成されています:
(1)学科試験:
学科試験1:学識問題
学科試験2:事例・対話分析の問題
(2)実技試験:ロールプレイ+口述
学科試験1, 学科試験2, 実技試験のそれぞれに合格基準が設けられており、全て基準を満たす必要があります。この為、全ての試験に対策が必要となってきます。
【学科試験】独学でも可能!私の勉強法とスケジュール
私は、特に学科試験2の事例・対話分析問題と実技試験の練習法で悩みました。
でも、独学でも十分に勉強が可能です!
使用した教材(これだけでOK)
産業カウンセラー試験 試験問題集
日本産業カウンセラー協会で販売している『産業カウンセラー試験 試験問題集』に全てが詰まっていると思います。
特に学科試験2の事例・対話分析問題の解説が非常に丁寧で、独学者の強い味方です。
産業カウンセラーで仕事をしているわけではないので、正解に至る考え方は解説がなければわかりませんから・・・
実際、試験会場で周囲を見渡すと、多くの人がこの問題集を持っていました。
買おうか迷っていた自分がバカみたいでした。
*『産業カウンセラー試験 試験問題集』は、産業カウンセラー協会のホームページで購入するのが安く手に入ると思います。
学科試験1の勉強方法
私は、問題集の500問を暗記しながら解いて、7回繰り返すという方法を取りました。
だいたい、3回目を終了したあたりから、覚えている問題と覚えにくい問題がはっきりするので、4回目以降は苦手な問題だけをしたり、500問を全て解き直したりして勉強をしていました。
具体的な学習スケジュール
具体的な学習スケジュールは、
①1セット15分で勉強して、必ず休憩をする(集中力維持)
②1セット終了毎に問題集の前ページから・後ページから交互に解く(インターリーピング)
③毎日の勉強時間は少なく設定する(分散学習)。
仕事のある日:15分×3セット=45分
休日 :15分×9セット=2時間15分
④翌朝は「前日に覚えた内容を15分だけ復習」(アクティブリコール)
⑤苦手な問題やキーワード(特に人名)は別途まとめて、毎朝15分復習(アクティブリコール)
⑥1週間で500問を解いて、大まかに暗記する気持ちでいる(実際はできていない。4回目以降はすぐに終わります)
勉強を始めたのは、試験の約2か月前からでした。
「毎日少しずつ、思い出しながら、覚えていく」をモットーに勉強しました。
*今まで『勉強の方法を勉強したことがない』と思って、勉強の本を参考に勉強しました。アクティブリコール、インターリーピング、分散学習などの具体的な方法は以下の本に詳細があります↓

学科試験2の勉強方法
学科試験2は、事例・対話分析の問題とありました。
正直、「解説がないと無理…」と思っていました。
なので、問題集にある学科試験2の問題を2周し、解説をしっかり読み込むことで理解を深めました。
【実技試験】ロールプレイはどう練習する?【フルオンラインコース受講の私の場合】
実技試験(ロールプレイ+口述)は、実際にやらないと学べない。
私は試験3か月前から開始しましたが、あんまり勉強せずに実際は2週間前から本格的に対策を開始しました。
以下の4つの方法が、効果的に感じました。
実技対策の4つの勉強法
私は『フルオンラインコース』受講だったので、練習相手がいない・・・
そこで、以下の4つの方法を行いました。
①月1回、友人に協力してもらいロールプレイ(10分×3回)
②月2回、ボランティアで傾聴活動に参加
③口述試験用に、質問されそうな内容の答えを事前に考えておく
④学科試験時に知り合った受験生と、Zoomでロールプレイ練習(90分×5日)
①と②はそんなに効果があったとは思いませんでした。
観察者がおらず、フィードバックが貰えなかったからです。
③は必須です。
内容の掲載は禁止されているので、ここでは触れません。時期がくれば出回っていると思います。
④が最も効果的でした。
隣り合った受験生と話をしているうちに盛り上がって、連絡先交換。そして、一緒に練習しました。
大事なのは、練習仲間は3人必要だということです。観察者がいなければ客観的なフィードバックが貰えないからです。
練習仲間を見つけるコツ
私のようなフルオンラインの受講生の場合、「通学コース」のような受講生同士で会話する機会がないので、連絡先が交換できません。なので、普通は練習相手がいません。
学科試験の会場で「声かけるの迷惑かな…」と迷いましたが、皆同じように練習相手がいる方がよいかもしれないと思って声をかけてみました。結果としてよかったです。
実技試験後は、お互いに感謝しあいました。「もし、一緒に練習していなかったら実技試験は散々だったと」「あの時、声をかけられなかったら、こんな練習はできなかったし、知り合いになれることもなかった」と
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