ポータブル外付けM.2 SSDを自分で作るやり方

最近は安価になっているM.2 SSDを使って

小型で高速のストレージである『ポータブル外付けM.2 SSD

を作ってみましょう!!

現在なら500GBのポータブル外付けM.2 SSD約9000円で簡単に作成できます!!!

ポータブル外付けM.2 SSDを作ろうと思った理由

2.5インチSSDとM.2 SSDの値段が変わらなくなってきた

私は外付けのストレージは動画や写真のデータのバックアップ用にしか使用しません。容量は500GBあれば十分です。

500GBの2.5インチSSDの値段と安売り時のM.2 SSDの値段6000~7000円変わらなくなってきたので、それならM.2 SSDの方がよいなと思ったのです。

大きさが小さい

ポータブル外付け2.5インチSSDと比べて明らかにポータブル外付けM.2 SSDの方が小さいです。
場所をとらない!!それが全てです。


上は今回作ったポータブル外付けM.2 SSD
下は以前に作ったポータブル外付け2.5インチSSD

準備する道具

ポータブル外付けM.2 SSDを作るには、『M.2 SSDケース』と『M.2 SSD』が必要です。

参考までに私が使用したものを以下に紹介します。

M.2 SSDケース

私は、利用したM.2 SSDケースは玄人志向のM.2 NVMe SSDケース(GWM.2NVST-U3G2CCA)です。選択した基準は、安かったからと玄人志向だったからです。

表面

裏面

感想としては、全体がアルミボディでヒートシンクの構造なので触るととても冷たい。M.2 SSDの発熱を十分に行えそうでした。また、片面実装と両面実装のM.2 SSDの両方に対応していました

USB Tpe-C to CとUSB Type-A to Cのケーブル、冷却パッドも付属してお得でした。

以上からこちらを購入しました。

玄人志向
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気になった点は付属している専用ドライバーでネジを回すことでした。ドライバーには、T5 × 30mmと記載があるので、ネジはトルクスネジのサイズがT5のものなのかなと思いました。

性能の詳細はこちらです。

型番 GWM.2NVST-U3G2CCA
対応USBポート Type-C/Type-Aポート
USB3.2 Gen2(10Gbps)/Gen1(5Gbps)/USB3.1/USB3.0/USB2.0
対応SSD M.2 NVMe (PCIe Gen3x4/Gen3x2) 接続SSD (M-Key/B&M-Key) ※内部接続PCIe Gen3x2
M.2 SATA接続SSD (B&M-Key) 両対応
対応SSDサイズ Type2280, 2260, 2242, 2230
対応OS Windows 11, 10, 8.1
寸法 L10.7×H1.2×W2.9cm(突起部除く)

M.2 SSD

M.2 SSDがないと始まりません。M.2SSDはM.2SSDケースに装着して使用します。

私はCFD販売のPG3VNF CSSD-M2B5GPG3VNFを使用しました。


性能

型番 CSSD-M2B5GPG3VNF
容量 500BG
インターフェイス PCI-Express Gen4/NVMe 1.3
規格サイズ M.2 (Type2280)
読み込み速度 4000MB/s
書き込み速度 2400MB/s
ランダム読み込み速度 400K IOPS
ランダム書き込み速度 550K IOPS
TBW 850TBW
動作環境温度 0~70℃

*私はこのM.2SSDが安かったので、購入しましたが・・・そのため苦労しました(詳しくは下を参照。もちろん使えます)

今ならキオクシアのこのM.2 SSDを購入します。

M.2 SSDとM.2 SSDケースの購入時の注意点

購入時に注意することは、M.2 SSDがM.2 SSDケースに対応しているかどうか?です。

特に注意しなければならないのは、

M.2 SSDの規格サイズが対応しているか(Tpe2280, 2260など)
接続端子が対応しているか(B key、M key、B&M keyなど)

です。

私の購入失敗談

私が購入したM.2 SSDのインターフェイスは、PCle Gen4であり、購入したM.2 SSDケースはPCle Gen4に対応していなかったのです(PCle Gen4は次世代規格です)。

購入したM.2 SSD(PG3VNF CSSD-M2B5GPG3VNF)は、購入したM.2 SSDケース(GWM.2NVST-U3G2CCA)に装着してもPCで認識しないとレビューもありましたので・・・えらく焦りました・・・が何とかなりました(新規のM.2 SSDはOSで初期化する必要があったのです)。
*詳しくは下記参照

ポータブル外付けM.2 SSDを作る手順

M.2 SSDケース(GWM.2NVST-U3G2CCA)の裏蓋のネジを外す。

M.2 SSDケースの裏にはネジが付いています。GWM.2NVST-U3G2CCAに付属しているドライバーでネジを外しましょう!

外す前

外した後

基盤を取り外す

ケース内には基盤が入っているので、取り外します。
少し取り外しにくいので慎重にやりましょう!!

基盤の表

基盤の裏

基盤にM.2 SSDを取り付ける

基盤を裏返して見るとここにM.2 SSDを差し込む場所があります

この部分にM.2 SSDを差し込みますあまり強く差し込まなくても十分差し込めます(今までこんな力で差し込めたことがないくらい弱い力で差し込めました)。

差し込んだら、ひっくり返して、M.2 SSDケースに付属していたネジを取り付けます。

M.2SSD に冷却パッドを貼り付ける

ケースに付属していた冷却パッドM.2 SSDに貼り付けます

以前に私が購入した冷却パットとほぼ同じですね。

ポータブル外付けM.2 SSDの完成

最後に、ケースに戻し、ネジを締めて完成です。とても簡単です。

【重要!!】ポータブル外付けM.2 SSDがPCに認識されない時の対処

ポータブル外付けM.2 SSDが完成したはよいが、PCに接続すると・・・認識されていない・・・

そんなことはなかったでしょうか。

新規のM.2 SSDを接続したときに認識されない場合があります。この場合は、OSでM.2 SSDを初期化する必要があります

ではやってみましょう!!(OSはWindows10です)
 
 
作成したポータブル外付けM.2 SSDをパソコンに接続する

デスクトップの左下の『スタートボタン』にマウスのカーソルを移動させる。

右クリックをして、『ディスクの管理』をクリックする。

ディスクの初期化の画面が出ると思うので、初期化するポータブル外付けM.2 SSDを選択します。選択したディスクに「次のパーティションスタイルを使用する」は、MBRを選んでおくと無難ではないでしょうか(私はGPTを選びました)。そして、『OK』をクリックします。

*ここの操作画像を撮影し損ねました・・・すみません

ポータブル外付けM.2 SSD(ここではディスク)を選びます。ここでは赤色の枠のところです。Windowsが入っているディスクは決して選ばないようにしましょう!

右クリックをし、『新しいシンプルボリューム』を選びます。

新しいシンプルボリュームウィザードのウィンドウが開くので、『次へ』をクリックします。

ボリュームサイズの指定を求められますが、わからなければ『次へ』をクリックすれば大丈夫です。

ドライブ文字またはパスの割り当てが求められますが、あまり気にせず『次へ』をクリックすればよいのではないでしょうか

パーティションのフォーマットを求められます。気にせず『次へ』を選べばよいと思います(気になる人は調べてみてください)

フォーマットが開始され、最後に『OK』をクリックして終了です。これでポータブル外付けM.2 SSDはPCに認識されていると思います

ポータブル外付けM.2 SSDの作成に必要な総費用は?

私の場合は、

500GBのM.2 SSD(PG3VNF CSSD-M2B5GPG3VNF) 6578円
M.2 SSDケース(GWM.2NVST-U3G2CCA)    2318円

で総費用 8896円で作成可能でした。

まとめ

・M.2 SSDとM.2 SSDケースでポータブル外付けM.2 SSDを作成しました。
・私の場合、作成に必要だった総費用は、8896円です。
M.2 SSDがPCで認識されない場合は、PCでM.2 SSDを初期化してみるとよいです
 
 
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