この記事では、「37.5インチウルトラワイドディスプレイ」と「23.8インチ縦置き+横置きのデュアルディスプレイ」を比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく紹介します。
比較に使用したディスプレイ
ウルトラワイドディスプレイ
今回比較に使用したウルトラワイドディスプレイは、37.5インチの曲面型ウルトラワイドディスプレイです。
製品名はJAPANNEXTのJN-i375C144UQR-Hです。
解像度は、3840×1600pxです。
縦+横置きデュアルディスプレイ
比較に使用したディスプレイは以下のディスプレイです。
一つを縦置き、もう一つを横置きにしてデュアルディスプレイにしています。
2つのディスプレイは、23.8インチ ワイドディスプレイです(以下詳細)。
縦置き:
iiyamaのProLite XUB2493HS
解像度: 1920×1080px
横置き:
I・O DATAのLCD-MF244EDSB
解像度: 1920×1080
“ウルトラワイド”と”縦置き+横置きデュアルディスプレイ”の比較
視覚的な疲れやすさの違い
ウルトラワイドディスプレイは、1つの大きな画面として広い作業スペースとなります。
ウルトラワイドディスプレイは横に広いですが、縦の高さがあまりないため、上を見上げるために首を上げる必要が少なく、首が疲れにくいです(身長180cm以上であれば、37.5インチ前後が使いやすいと思います)。
一方、縦置き+横置きのデュアルディスプレイの場合、縦置きディスプレイの上方向を見るために首を上げる必要があります(下図の紫色の領域)。この動作が意外と疲れます。
私の場合、縦置きのディスプレイの上方を見る事が増えると、首や肩に負担がかかり、疲れます。このため、この紫色の領域は、いつのまにか使わなくなりました。
参考:37.5インチウルトラワイドディスプレイ(JAPANNEXTのJN-i375C144UQR-H)では、原寸大のA4用紙を4枚表示できる
設置スペースの違い
デュアルディスプレイの場合、2つのディスプレイの間にベゼル(枠)があるため、物理的にディスプレイ同士の距離が広がります。そのため、設置に必要なスペースが増えます。
以下の画像で見るとわかるように、37.5インチのウルトラワイドディスプレイと23.8インチの縦置+横置きのデュアルディスプレイの横幅はそれほど変わりません。
ただし、ウルトラワイドディスプレイの方が、ベゼルの隔たりがなく、画面全体を広く使えるため、作業領域は広くなります。
コストパフォーマンスの違い
ウルトラワイドディスプレイは、一般的に1台あたりの価格が高めです。
一方、デュアルディスプレイは複数のディスプレイを組み合わせることで、予算に合わせた選択肢が広がります。
34インチ以上 ウルトラワイドディスプレイ: 約3万5千円~
37.5インチ以上 ウルトラワイドディスプレイ: 約8万円~
23.8インチ ワイドモニター(解像度 1920×1080): 約1万円~
*2024年12月調査
*身長が低い方には、34インチのウルトラワイドディスプレイの方が、画面を見上げる必要が少なくて疲れにくいでしょう。
身長が180cm以上の方なら、37.5インチくらいのディスプレイが見やすいと思います。ディスプレイが低い位置にあれば、40インチでも問題ないでしょう。
どちらがおすすめ?
ウルトラワイドディスプレイと縦置+横置きのデュアルディスプレイでは、
設置スペースを小さくしたい ⇒ ウルトラワイドディスプレイ
コストを低く抑えたい ⇒ 縦置+横置きのデュアルディスプレイ
を選ぶと良いと思います。
ちなみに、私が使っているディスプレイはこれ
私の使用しているウルトラワイドディスプレイ
私が使用している37.5インチのウルトラワイドディスプレイは、JAPANNEXTの37.5インチウルトラワイドディスプレイ(JN-i375C144UQR-H)です(詳しいレビューは↓)。
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